来店・回遊したくなるショッピングモール・商業施設のオススメキャンペーン
日本人の国内旅行消費額は2015年から2019年の間、毎年20兆円を越えていました。2020年から2022年は新型コロナウイルス感染症の影響で消費額が一時的に低迷しましたが、2023年は2019年と同水準の21.9兆円まで回復しました。国内旅行消費額は、外出機会と正の相関関係が推測されます。このような状況下では、商業施設におけるプロモーションとして、来店促進や回遊を目的としたキャンペーンが有効です。
そこで、商業施設でのイベント担当者が企画を検討する際に役立つキャンペーン施策例を「差別化」の観点から紹介します。商業施設の顧客満足度向上につながるアイデアがいくつかありますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次[非表示]
- 1.商業施設でのおすすめキャンペーン
- 1.1.レシートキャンペーン
- 1.2.シリアルキャンペーンインスタントウィン
- 1.3.スタンプラリーキャンペーン
- 1.4.フォトコンテストキャンペーン
- 1.5.SNSインスタントウィンキャンペーン
- 2.キャンペーンの効果を最大化する方法
- 2.1.キャンペーンの継続実施/ファン化
- 2.2.マーケティング活用
- 3.まとめ
商業施設でのおすすめキャンペーン
商業施設で実施するおすすめのキャンペーン施策を5つに分けてご紹介します。
レシートキャンペーン
レシートキャンペーンとは、特定の商品を購入したレシートを写真で撮影し、指定された方法でその画像を登録することで応募が完了するキャンペーンです。購買後に発券されるレシートの登録をキャンペーン応募の条件とすることで、店舗誘導を促進することができます。また、応募時に登録されたレシートから購買データを確認することでマーケティングに必要なデータの取得も見込むことができます。
施策例
合計○○円以上のレシートで応募キャンペーン
指定の金額以上お買い上げのレシートをキャンペーンサイトにアップロードして応募します。対象店舗は商業施設内のテナントで、レシートを複数枚合算して応募することもできます。
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シリアルキャンペーンインスタントウィン
シリアルインスタントウィンキャンペーンとは、1つ1つ異なる英数字などが印字されたカードやシールなどを配布し、印字されたシリアルナンバーをキャンペーンサイトに入力すると、その場で当選結果が表示されるキャンペーンです。
その場で当選結果が表示されるキャンペーンでは、画面上に当選クーポンなど表示する場合と、後日景品を発送する方法があります。シリアルナンバーを用いるので不正応募が発生しにくくなります。
施策例
対象店舗で応募用シリアルナンバーをもらって応募するインスタントウィンキャンペーン
対象店舗で一定金額のお買い物をすると抽選券をもらい、キャンペーンサイトで抽選券に書かれたシリアルナンバーを入力してキャンペーンに応募します。即時で抽選し、当選者には商業施設のポイントや商品券をプレゼントします。
スタンプラリーキャンペーン
スタンプラリーキャンペーンは、レシート、シリアルナンバー、店舗に貼られたポスターに書かれたQRコードや合言葉などで購買・来店証明をポイントとして蓄積し、ポイントが貯まると応募できるキャンペーンです。キャンペーンを通じて、複数スポットの回遊、滞在時間を延ばすなどの効果が期待できます。
また、ポイントを貯めるためのマイページの作成はSNS認証を使用ことで、新規友だち獲得の施策としても活用できます。参加者がスタンプカードを紛失する心配がないことや、応募が手軽になるなど、WEBならではのメリットが魅力です。
施策例
おすすめスポットデジタルスタンプラリーキャンペーン
商業施設内の5つのおすすめスポットを回遊し、各スポットに設置したPOPに記載されたQRコードを読み取ってデジタルスタンプを集めると、キャンペーンに応募することができます。季節に合わせて装飾したスポットで、ハロウィンやクリスマスといったその時期ならではの気分を味わってもらいながら、お買い物を楽しんでもらうことができます。
フォトコンテストキャンペーン
ユーザーが撮影した写真や画像などを投稿して参加してもらうキャンペーンです。応募に画像を使用することにより、ユーザー視点での魅力を発信や、顧客との距離を縮めたコミュニケーションが可能です。
また、画像をキュレーションすることで商業施設の魅力を視覚的にアピールでき、他のユーザーに対して関心をシェアすることができます。ターゲットやテーマによって、様々なキャンペーン施策に活用できるのもポイントです。
施策例
ショッピングモールの映えフォトコンテスト
大型ショッピングモールにある象徴的なモニュメントやショッピングモール内で買ったもの、体験したことなどを撮影して投稿し、ユーザーからショッピングモールの魅力を発信してもらいます。入賞作品に選ばれた方には、ショッピングモールで利用できるお買物券など、素敵な賞品をプレゼントします。
SNSインスタントウィンキャンペーン
SNS公式アカウントの友だち追加やフォローを条件とし、インスタントウィン(即時抽選)に参加します。1日1回のみ参加等の制限も可能で、多くのユニークユーザーの参加が期待できます。SNSの登録者を増やすことで購入に直結しやすい顕在層へのアプローチ、顧客の分析などが可能になります。また、定期的にSNSを活用したキャンペーンを実施することで、ユーザーとのエンゲージメントを高めることができます。
当選賞品を商品券やクーポンにすることで対象施設への誘客も見込めます。これまで紹介したキャンペーンが既に来店しているユーザーを対象にしているのに対し、SNSインスタントウィンはまだ来店したことがないユーザーも参加ができ、新たな来店を促すことができるという特徴があります。
施策例
商業施設LINE公式アカウント友だち追加キャンペーン
商業施設のLINE公式アカウントを友だち追加することでキャンペーンに応募することができます。当選者には商品券、落選者にもクーポンを配布することで来店機会を作ることができます。
キャンペーンの効果を最大化する方法
ここではキャンペーンの効果を最大化する方法をいくつかピックアップして紹介します。
キャンペーンの継続実施/ファン化
キャンペーンを継続的に実施することで、リピーターの増加や、認知拡大の効果が得られます。顧客と継続的な接点を持ち、ファン化させるためには定期的にキャンペーンを開催することをおすすめします。一方、定期的にキャンペーンを開催するとコストが実施回数分かかってしまうという課題もあります。その課題を解決できるものとして、定額でキャンペーンを複数立ち上げられるサブスクリプション型のようなキャンペーンシステムも増えています。年間でキャンペーン計画を決めて、そのようなシステムの導入を検討することも良いかもしれません。
マーケティング活用
キャンペーンデータを分析することで、顧客の行動や購買傾向を特定することができます。これにより、顧客を特定のセグメントに分類することができます。興味のあるユーザーにだけ広告をLINEのプッシュ通知やメルマガなどで配信するなど、顧客のセグメント分類に合わせたアプローチを行うことで、より効果的なマーケティングを実現します。
まとめ
この記事では、商業施設、ショッピングモールでのおすすめのキャンペーンの施策案をご紹介しました。商業施設のプロモーションは、お客様にお買い物をしてもらい、再び来館してもらうことが重要です。そこで効果を発揮するのがキャンペーンです。キャンペーンの目的に応じてキャンペーンの内容を決めていくことが大切です。
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