来店・回遊したくなるショッピングモール・商業施設のオススメキャンペーン
現代の消費者のショッピング行動は多様で、ショッピングモールや商業施設は、激しい市場競争に対応するため、施策をさらに充実させることが望まれています。週末を中心に来客数が増えるため、訪れたお客様にもっとも長く楽しんでいただけるような、心を引きつけるキャンペーンの提供が重要です。季節ごとのイベントや特別なセール、体験型プロモーションなど、訪問者の心を掴む創造的な取り組みが、これまで以上に求められています。
この記事では、商業施設で働くイベント担当者に向けて、他とは一線を画すユニークな施策のアイデアをご紹介します。これらのアイデアを取り入れることで、すべての訪問者にとって忘れがたいショッピング体験を創出するお手伝いができればと考えています。
この記事の目次[非表示]
- 1.商業施設でのおすすめキャンペーン
- 1.1.レシートキャンペーン
- 1.2.シリアルキャンペーンインスタントウィン
- 1.3.スタンプラリーキャンペーン
- 1.4.フォトコンテストキャンペーン
- 1.5.SNSインスタントウィンキャンペーン
- 2.キャンペーンの効果を最大化する方法
- 2.1.キャンペーンの継続実施/ファン化
- 2.2.マーケティング活用
- 3.まとめ
商業施設でのおすすめキャンペーン
商業施設で実施するおすすめのキャンペーン施策を、5つのカテゴリーに分けてご紹介します。
レシートキャンペーン
レシートキャンペーンは、特定の商品を購入した後に発行されるレシートの写真を撮影し、指定された方法でその画像を登録することにより応募が完了するキャンペーンです。この手法は、購入後のレシート登録をキャンペーンの応募条件とすることで、店舗への誘導を促進します。さらに、登録されたレシートからは購入データも収集されるため、マーケティング活動に必要な貴重なデータの取得が可能となります。
施策例
「合計○○円以上のレシートで応募するキャンペーン」
このキャンペーンでは、指定の金額以上をお買い上げのレシートをキャンペーンサイトにアップロードすることで応募が可能です。対象となるのは商業施設内のテナント店舗で、応募には複数のレシートを合算して使用することもできます。
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シリアルキャンペーンインスタントウィン
シリアルインスタントウィンキャンペーンは、一つ一つ異なる英数字が印字されたカードやシールを配布し、これらに記載されたシリアルナンバーをキャンペーンサイトに入力することで、その場で当選結果を確認できるキャンペーンです。
当選した場合、画面上にクーポンを表示する方法と、後日景品を発送する方法があります。シリアルナンバーを用いるため、不正な応募が発生しにくくなります。
施策例
「対象店舗で応募用のシリアルナンバーを入手し応募するインスタントウィンキャンペーン」
スタンプラリーキャンペーン
スタンプラリーキャンペーンでは、レシートやシリアルナンバー、店舗に貼られたポスターに書かれたQRコードや合言葉などで購買や来店を証明し、ポイントを蓄積します。ポイントが一定数貯まると応募が可能です。このキャンペーンを通じて、複数の場所を巡り、滞在時間を延ばすなどの効果が期待できます。
さらに、ポイントを貯めるためのマイページの作成にはSNS認証を活用することで、新規の友だち獲得にも役立ちます。参加者がスタンプカードを紛失する心配がないことや、応募手続きが手軽になるなど、WEBならではのメリットがあります。
施策例
「おすすめスポット巡りデジタルスタンプラリーキャンペーン」
商業施設内の5つのおすすめスポットを巡り、各スポットに設置されたPOPに記載されたQRコードを読み取り、デジタルスタンプを集めるとキャンペーンに応募できます。季節に合わせて装飾したスポットで、ハロウィンやクリスマスなどその時期ならではの雰囲気を楽しみながら、買い物をお楽しみいただけます。
フォトコンテストキャンペーン
ユーザーが撮影した写真や画像を投稿して参加するキャンペーンです。画像を使用することで、ユーザー視点の魅力を発信し、顧客とのコミュニケーションを深めることができます。
また、画像をキュレーションすることで商業施設の魅力を視覚的にアピールし、他のユーザーとの関心を共有することができます。ターゲットやテーマに応じて、さまざまなキャンペーン施策に活用できるのも特長です。
施策例
「ショッピングモールの映えフォトコンテスト」
大型ショッピングモールの象徴的なモニュメントや購入した商品、体験したことなどを撮影して投稿し、ユーザー同士でショッピングモールの魅力を共有します。入賞作品に選ばれた方には、ショッピングモールで利用できるお買物券など、魅力的な賞品をプレゼントします。
SNSインスタントウィンキャンペーン
SNS公式アカウントの友だち追加やフォローを条件とし、インスタントウィン(即時抽選)に参加します。1日1回のみの参加制限も可能で、多くのユニークユーザーの参加が期待されます。SNSの登録者を増やすことで購入に直結しやすい顕在層へのアプローチや顧客の分析が可能になります。また、定期的なSNSを活用したキャンペーン実施により、ユーザーとのエンゲージメントを高めることができます。
当選賞品を商品券やクーポンにすることで、対象施設への誘客も期待されます。これまで紹介したキャンペーンが既に来店しているユーザーを対象にしているのに対し、SNSインスタントウィンはまだ来店したことがないユーザーも参加できるため、新たな来店を促すことができるという特徴があります。
施策例
「商業施設LINE公式アカウント友だち追加キャンペーン」
商業施設のLINE公式アカウントを友だち追加することでキャンペーンに応募できます。当選者には商品券が贈られ、落選者にもクーポンが配布されることで、来店機会を創出します。
キャンペーンの効果を最大化する方法
キャンペーンの効果を最大化するためのいくつかの方法を紹介します。
キャンペーンの継続実施/ファン化
キャンペーンを継続的に行うことで、顧客のリピート率が向上したり、ブランドの認知度が高まるなど、さまざまなメリットがあります。顧客との定期的な接点を持つことで、ファンを増やしたり、顧客との関係を深めることも可能です。
しかし、定期的なキャンペーンを実施することにはコストがかかるという課題もあります。そのため、この課題を解決するためには、柔軟なキャンペーンシステムの導入が有効です。定額で複数のキャンペーンを立ち上げられるサブスクリプション型のシステムを導入することで、コストを効果的に管理しながら、継続的なキャンペーンを実施することが可能です。
このような取り組みを通じて、顧客との関係を育み、ブランドの成長に寄与することができます。
マーケティング活用
キャンペーンデータの分析により、顧客の行動や購買傾向を把握し、特定のセグメントに分類することが可能です。この情報を活用することで、興味を持っている顧客に対してターゲットされた広告を配信することができます。例えば、LINEのプッシュ通知やメルマガなどを利用して、特定のセグメントに合わせた情報や特典を提供することができます。
このようなセグメント分類に基づいたアプローチは、顧客の関心やニーズに合ったメッセージを提供することができるため、マーケティングの効果が向上します。顧客がより興味を持ち、購買行動に結びつきやすくなります。また、効果的なマーケティングを実現するためには、定期的なキャンペーンデータの分析と、その結果に基づいた戦略の改善が重要です。
まとめ
この記事では、商業施設やショッピングモールでの効果的なキャンペーン施策を紹介しました。商業施設におけるプロモーションは、顧客に買い物を促し、再来訪を促すことが重要です。そのため、キャンペーンは非常に有効な手段です。キャンペーンの内容は、その目的に応じて慎重に計画することが重要です。
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