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【基礎知識編】キャンペーンのデジタル化 -ハガキ応募からの切り替えタイミング-

販売促進キャンペーンにおいて、こんな悩みはありませんか
若年層を取り込みたい
コストや手間を削減したい

ユーザー情報の獲得や継続的なつながりを維持したい

これらの解決にはハガキなどのアナログ応募から、WebやLINE・SNSなどのデジタル応募への切り替えは極めて有効な手段です。 
しかし、長年アナログ手法でキャンペーンを実施しているとこれまで応募してくれた高齢者層のキャンペーン参加離脱の懸念から、切り替えに踏み切れないということがあります。 
この記事では、安心してキャンペーンのデジタル化をしていただくためのデータを示しつつ、積極的にデジタル化に取り組むべき5つの理由について解説します。

デジタルプロモーションの必要性と課題解決のコツについてまとめた資料は、こちらからダウンロードできます。

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スマートフォンの普及によりインターネット利用のすそ野は世代を超えて広がった

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上のグラフはスマートフォンからのインターネット利用率の推移を示しています。スマートフォンの普及は、インターネットを利用するハードルを劇的に下げることに成功しました。 
特に60代では2011年にわずか2.1%の利用だったものが、2020年には60.2%となり、この傾向は今後もさらに強くなることが予想されます。 

また、ご存じのとおりインターネットはスマートフォンだけでなく、パソコンやタブレッド、テレビからも利用できるので、インターネット全体の利用率はグラフの数字より大きくなります。下のグラフはスーパーアプリとして知られるLINEの利用率を年代別に示したものです。10代から40代のほぼ100%、60代においても75%以上という非常に高い利用率が確認できます。 

これらのデータからも「高齢者はインターネットが使えない」というのは、もはや幻想だと言うことができるでしょう。 

ハガキ応募とWeb応募、実際はどちら?

次にハガキとWebの両方で応募を受け付けた場合の応募の割合を見てみましょう。 
下のグラフは実際に弊社がシステムおよび事務局を担当したキャンペーンの実績です。 

ハガキとWebの両方で応募を受け付けた場合、約9割がWebからの応募であったことがわかります。 
また、応募時のアンケートで応募者の年齢を取った別のキャンペーンでは、Web応募の約半数が50歳以上であったというデータもあります。 
スマートフォンの普及は日常的にインターネットを利用する機会を増やし、Webキャンペーンに参加できるレベルのITリテラシーを育てたと考えられます。

ハガキ応募における課題

避けられないマンパワーの利用 

ハガキで応募を受け付けた場合、仕分けやデータ入力など、どうしてもマンパワーが必要となります。そして常にヒューマンエラーのリスクが付きまといます。 
応募が増えれば増えるほど、それにかかるコストやリスクも増え、本来であれば喜ぶべきキャンペーンの盛り上がりが、担当者にとっては悩みの種となってしまうこともあります。 

個人情報の取り扱い  

ハガキ応募の場合、基本的にすべての応募者から個人情報を取得する必要があります。また、膨大な紙情報を厳格に保管・管理するための物理的なスペースが不可欠です。
企業はもちろん個人レベルでも個人情報の取り扱いについての意識が非常に高くなっている中で、リスクとそれを回避するためのコストについてもしっかりと把握することが必要です。  

デジタル応募のメリット(ユーザー視点)

キャンペーン応募比率のグラフでもお伝えした通り、ハガキとWebで応募を受け付けた場合、その大半がWebからの応募になるのが一般的です。 
では、ユーザーはなぜWeb応募を選択したのでしょうか。  

すぐに、簡単に応募できる

多くのユーザーはスマートフォンを利用しています。いつも使っている、手元にあるスマートフォンから応募するのと、ハガキを用意し必要事項を手書きしてポストに投函して応募するのではどちらが楽かは言うまでもありません。 
応募をするために面倒なことが増えれば、途中で離脱する可能性は高まります。デジタル応募であれば極限までユーザーの手間を減らすことができます。 

応募するためのコストが抑えられる 

デジタル応募であれば、応募するためにユーザーに求められるコストは通信費程度です。10回応募しても、100回応募してもコストとしてユーザーが認識することはほぼないのではないでしょうか。 
対してハガキ応募の場合、1応募で63円が必要となります。1回の応募であればそれほど意識されないでしょうが、複数回の応募となれば話が変わります。 
ユーザーのことを思えばこそ、デジタル応募に切り替えることが必要なのです。 

個人情報は必要最低限、やり方によっては一切不要

例えば、インスタントウィン(即時抽選)のキャンペーンを行ない、賞品には配送が必要なアイテムを設定するとします。この場合、キャンペーンに参加してもらい、当選者のみ配送先(個人情報)を登録してもらうというフローにすれば、個人情報の取得を必要最低限に抑えることができます。 
また、賞品をデジタルギフトにすれば、当選者にギフトコードを即時表示すればよいので個人情報を一切取得せずにキャンペーンを行うことができます。 

デジタルギフトについての詳細はこちら

【4つのメリット】キャンペーンの賞品設定はこれで決まり!デジタルギフトのススメ
 
取得する個人情報を減らす、または一切取得しないことで、セキュリティリスクを減らすと同時にユーザーに安心感も与えることができるのです。

デジタル化のメリット(主催者側視点)

ユーザーとの継続的なつながり

企業がキャンペーンをデジタル化する最大のメリットは、ユーザーに継続的なアプローチができるようになることです。 
もちろんハガキでも情報を取得することはできますが、先に述べたようにすべての情報をデータ化するには手間とコストがかかるうえ、新商品情報などの広告を送付してアプローチするということはほぼないのではないでしょうか。 
キャンペーンをデジタル化すると、応募をきっかけにユーザーと繋がり、さらにLINEやTwiiterでの認証を追加すれば、自社の公式アカウントの友だちやフォロワーが増える、SNSのDMやトーク機能を利用して新商品や販促企画のアプローチができるというメリットが生まれます。 
また、キャンペーン時にアンケートを設置するなどユーザーの情報を取得することで、届けたいターゲットだけに絞って情報発信することも可能です。キャンペーンは新しいプロモーション活動を生み出すきっかけになるのです。 

まとめ:キャンペーンを行う目的を整理してみましょう

これまでハガキ応募で実施していたキャンペーンをデジタル化するタイミングに悩まれている場合は、上記で述べた状況や課題、メリットを参考に検討してみてはいかがでしょうか。 
自社のユーザーや応募者は実際どちらが多いのか、応募者の情報を管理する手間やコストは見合っているのか、今後のプロモーション計画は継続的に行っていくのかなど多角的に考えることでデジタル化への一歩を進めてみてもよいかと思います。まずはハガキ応募とWeb応募を並行して行ってみて、徐々にデジタルのみに移行していくのもよいかもしれません。

ハガキ応募とWeb応募を併用した事例は、下記にてご紹介していますのでぜひご参照ください。

【事例】冷凍餃子のレシートキャンペーン
 
【事例】カメヤマローソク様 花げしき30周年大感謝キャンペーン

これまではハガキ応募だけで実施していたけどWeb応募も実施してみたい、LINEアカウントを取得したけど、キャンペーンで活用できる?等、ご要望やお悩みに合わせて最適なシステムや方法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。 

当社では、様々なデジタルキャンペーンを展開するのに必要な機能を備えたキャンペーンプラットフォーム「Dline」を提供しています。システムだけでなく、コンソールの操作方法やキャンペーンの運用についてもサポートし、キャンペーンを成功に導きます。
レシート応募、シリアル応募、バーコード応募はもちろん、LINEを活用したキャンペーンシステム等、様々なラインナップをご用意しております。
下記ページをぜひご参照ください。

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