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【シリアルキャンペーン】シリアルナンバー発行時のポイントと注意点をご紹介!成功事例も参考に!

キャンペーンの購買証明として利用されることの多いシリアルナンバーは、単純に桁数の多い数字やアルファベットの文字列ではありません。実施するキャンペーンに応じて適切な桁数や発行数があり、発行するシリアルナンバーの文字列も目的に合わせて決める必要があります。さらに、キャンペーン応募時の操作性や、不正応募・誤入力によって応募できないようにするなどの配慮も大切です。

本記事では、シリアルナンバーを発行する前に予め決めておくべき内容と、ユーザービリティを向上させるシリアル入力機能、そして成功事例を交えながら、より効果的なシリアルキャンペーンの実施方法について詳しく解説します。

シリアルナンバーとは

シリアルナンバーとは、数字やアルファベットで構成される、特定の規則に基づいたユニークな文字列のことです。

マストバイキャンペーンにおいては、対象商品にシリアルナンバーの記載されたシールを添付することで、応募のための購買証明として使用されることが多くあります。

シリアルナンバーを構成する文字列を工夫することで、ユーザーの誤入力や不正応募を抑制することができます。

シリアルナンバーを発行する際に必要な情報 

シリアルナンバー作成時に必要となるパラメータについて解説します。 こちらで紹介する内容は、シリアルナンバーの発行を代行業者に依頼する場合、事前に決めておく必要があります。 

シリアル発行数

作成するシリアルナンバーの総数を決めます。 実施するキャンペーンの期間中に出荷される商品数や想定される応募数に応じて、発行数を算出します。 

例:

  • 期間中に出荷する商品数を予測してシリアルナンバーの発行数を決める。 
    • キャンペーン期間中に10,000個の商品が出荷される場合、10,000個+予備のシリアルナンバーを発行する必要があります。 

  • 過去の実績から発行するシリアル数を決める。 
    • 過去のキャンペーンで10,000個の商品が出荷され、全てシリアルナンバーが使用された場合、今回のキャンペーンでも同じように10,000個+予備のシリアルナンバーが必要となります。 

シリアル発行を依頼する場合、発行数に応じて費用も変動することが多いので、事前に発行数を決めておくことで概算費用を把握することができます。また、予想以上の反響があった際に追加の依頼ができるかを確認しておきましょう。 

シリアル桁数・文字数

桁数が多いほどセキュリティ面は良くなりますが、ユーザーの入力ミスにつながります。 推奨される桁数は、応募者がランダムに入力した場合、約100万分の1の確率で該当のシリアルナンバーとなる桁数です。 発行数に応じて最適な桁数を選びましょう。 

目安

桁数
組み合わせ数
発行シリアル数
8桁
1億
100
9桁
10億
1,000
10桁
100億
10,000
11桁
1000億
100,000
12桁
1兆
1,000,000
13桁
10兆
10,000,000
14桁
100兆
100,000,000
15桁
1000兆
1,000,000,000
16桁
1京
10,000,000,000

例:
100万個のシリアルナンバーを発行する場合、12桁のシリアルナンバーが適切です。 

シリアル文字種

シリアルナンバーに含める文字の種類です。 決定するための考慮としては、数字のみでの発行してユーザビリティの向上を図るか、セキュリティを強化するために英数字を含めるなどが挙げられます。 

また、商品の種類によって任意の桁に特定の文字を入れることで、ランダムに発行を行うだけでなく、対象商品の種類ごとに応募数を集計することも可能です。 

例えば、 

頭文字を特定の文字にする:「A0000 00000」 「B0000 00000」 

商品や店舗ごとに特定の文字を分けることで、応募内容からどの商品、店舗からのキャンペーンへの参加が多いか確認できます。 

シリアルナンバー発行例

種類
説明
数字のみ
「12345 67890」
応募時に入力しやすい
英数字
「1A2B3 C4D5E」
不正応募を防止する
頭文字を
特定の文
字にする
「A0000 00000」
「B0000 00000」

商品や店舗ごとに特定の文字を分けることで、

応募内容からどの商品、店舗からのキャンペーンへ

の参加が多いかが確認できる

シリアルナンバー発行時の注意点

シリアルの発行には上記で解説したパラメータに加えて、作成のポイントとなる注意点があります。 ここではシリアル作成時に気を付けるべき点について解説します。 

シリアルナンバーの文字構成

シリアルナンバーの文字構成は、単純にランダムで発行すれば良いというわけではありません。発行方法によって不正応募や入力ミスを防止することができます。 

  • 重複チェック
    • シリアルナンバーを新しく発行する際には、ユニークなものにするため、必ず発行済みのシリアルナンバーと重複がないかを確認する必要があります
    • 重複チェック機能を持つシリアルナンバー発行ツールを利用することで、効率的に重複を防止できます。

  • チェックディジット
    • チェックディジットとは、データの妥当性をチェックするために使用される桁になります。
    • シリアル生成時にチェックディジットを使用することで、必ず2桁以上が異なる値になるシリアルナンバーを発行することができ、入力ミスによる不正応募の対策になります。

  • 類似文字の使用
    • キャンペーン応募の際、シリアルナンバーに「1」と「l」や「0」と「o」などの似た文字が含まれていると、ユーザーの入力ミスに繋がる恐れがあります。
    • シリアルナンバーに文字列を入れる場合には、そういった類似文字を避けて発行することをおすすめします。

打ち間違いが起こりやすい文字例
「1」と「l」
「0」と「o」
「5」と「S」
「8」と「B」
「2」と「Z」
「G」と「C」
「V」と「U」
「W」と「M」

発行までにかかる期間 

シリアル発行を依頼する場合、一般的にシリアルナンバー発行の依頼から納品までに掛かる期間は約1週間となります。キャンペーンの開催日時や、発行したシリアルの印字に掛かる期間を考慮してスケジュールを設定しましょう。 

シリアルナンバーの追加発行 

発行したシリアルナンバーは、シールやカードなどに印字する際におよそ20~30パーセントのがロス(※)が発生すると言われています。

1度シリアルナンバーを発行してもらった後に、追加のシリアルが必要になった場合、再度依頼を行うと余分な費用が発生してしまう可能性があります。

シリアルを発行する際には、不足分も考慮した上で予備のシリアルナンバーを発行しておくことが大切です。

※ 使用不可な状態になってしまうこと。

シリアルナンバーの印字・印刷 

発行したシリアルナンバーの印刷をする際には、印刷会社指定のフォーマットで納品することになります。 

フォーマット例 

  • ファイル形式:csvファイル 
  • ファイルサイズ:100MB以内 
  • 1ファイルごとに登録できるシリアル数:10,000件まで 

また、印刷時に二次元コードを使用する場合は、URL付きのシリアルナンバーを納品する必要があります。

データの入稿方法によって発行したシリアルナンバーの保存方法も変わってくるため、事前に確認しておくことが大切です。

ユーザー入力時に考慮すべき機能

シリアルナンバーを作成する際には、ユーザーがどのようにキャンペーンページで入力を行うか考える必要があります。 シリアルの入力方法によっても適切なシリアルナンバーは変わってきます。 

入力フォームの分割

シリアルナンバーを手動で入力する場合、シリアル桁数が多いと誤入力につながります。入力フォームを複数に分けることで、応募するユーザーが記載されたシリアルナンバーの確認を入力欄ごとに行えますので入力ミスを減らすことができます。 

例: 

  • 8桁のシリアルナンバーの場合、4桁ずつに分けて入力フォームを作成する。

フィルイン 

ユニークの二次元コードを読み取り、キャンペーンページへアクセスした際に入力フォームに自動でシリアルナンバーを入力する機能です。 ユーザーがシリアルを入力する手間を省くことができ、入力ミスも無くなるためキャンペーンへ参加しやすくなります。 

例: 

  • 商品パッケージに印刷された二次元コードをスマートフォンで読み取ると、キャンペーンページに自動でシリアルナンバーが反映される。 

二次元コードからシリアル判定を行う 

「フィルイン」と同様にユニークの二次元コードを読み取り、正しいシリアルを読み取れた際に応募ページへ進むなど、直接キャンペーンへ参加することができる機能です。 ユーザーはシリアルナンバーを確認するステップを飛ばしてキャンペーンに応募することができます。 

例:

  • 商品パッケージに印刷された二次元コードをスマートフォンで読み取ると、シリアルが正しい場合はキャンペーン応募ページに遷移する。 

カメラ読み取り機能

スマートフォンやタブレットのカメラを使ってシリアルナンバーを読み取る機能です。ユーザーは手入力の手間を省き、スムーズにキャンペーンに参加できます。

主なカメラ読み取り機能

  • QRコード読み取り: 商品パッケージに印刷されたQRコードを読み取ることで、シリアルナンバーを自動で入力できます。 

  • 数字の直接読み取り: カメラでシリアルナンバーを直接読み取り、入力フォームに反映させる機能です。OCR(光学文字認識)技術を利用します。

例:

  • QRコード読み取り: カメラでQRコードを読み取ると、キャンペーンページに自動でシリアルナンバーと応募情報が反映される。

  • 数字の直接読み取り: カメラでシリアルナンバーを写すと、自動で数字を認識し、入力フォームに反映される。

複数シリアルナンバーの一括登録機能

複数のシリアルナンバーをキャンペーンに応募するために使用する場合、またはマイレージのようにためていく仕組みの場合、ユーザーは1つずつ入力するよりも、複数同時に登録できる機能があると利便性が高まります。

例:

  • 3個のシリアルナンバーで応募可能な場合
    入力フォームを3個用意し、ユーザーはそれぞれのフォームにシリアルナンバーを入力できます。

  • マイレージで最大8個まで登録可能な場合
    入力フォームを8個用意し、ユーザーは最大8個のシリアルナンバーを同時に登録できます。

今回紹介した機能以外にも、シリアルキャンペーンに必要な機能についてこちらの記事で紹介しています。ぜひご活用ください。 

シリアルキャンペーンシステムの種類やチェックポイント

シリアルキャンペーン成功事例

事例1:〇〇飲料のキャンペーン

〇〇飲料では、新商品発売を記念して、商品パッケージに記載されたシリアルナンバーを使って応募できるキャンペーンを実施しました。

キャンペーンでは、シリアルナンバー入力の際に、ユーザーが誤入力しにくいように、入力フォームを4桁ずつに分けて入力できる仕様にしていました。また、スマートフォンで二次元コードを読み取ることで、シリアルナンバーを自動で入力できる機能も実装していました。

これらの工夫により、ユーザーの利便性を向上させ、応募率を高めることに成功しました。

事例2:〇〇化粧品のマイレージキャンペーン

〇〇化粧品では、顧客満足度向上とリピート購入促進を目的としたマイレージキャンペーンで、シリアルナンバーを活用しました。

顧客は、購入した商品に記載されたシリアルナンバーをキャンペーンサイトに入力することで、マイレージポイントを貯めることができます。このキャンペーンでは、ユーザーが複数のシリアルナンバーを同時に登録できるようにし、さらにカメラでの読み取り機能も実装することで、利便性を大幅に向上させました。

ユーザーは、スマートフォンでシリアルナンバーを撮影するだけで簡単にマイレージポイントを貯めることができ、顧客満足度とリピート率の向上に貢献しました。 

まとめ

本記事ではシリアル発行について以下のことを解説しました。

  • シリアルナンバーとは

  • シリアルナンバーを発行する際に必要な情報

  • シリアルナンバー発行時の注意点

  • ユーザー入力時に考慮すべき機能 

シリアルナンバーを発行するにあたり、考慮すべきポイントや注意点についてお分かりいただけたかと思います。 利用するキャンペーンシステムによってフィルインや二次元コードの判定などが利用できないことがあるため、シリアルナンバーの発行は使用するシステム会社に依頼することをお勧め致します。

シリアルナンバーを印刷したシール作成を検討されている場合は、株式会社〇〇など、キャンペーン用のシール印刷を得意とする印刷会社にご相談ください。 

『Dline』では、シリアルキャンペーンをWebで実施するためのキャンペーンシステムを提供し、デジタルプロモーションを成功に導く施策を実施できます。

システムだけでなく、シリアルの発行やキャンペーン事務局の代行も可能です。ぜひお気軽に資料請求、お問い合わせなどご相談下さい。 

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※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。 

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