
【シリアルキャンペーン】シリアルナンバー発行時のポイントと注意点をご紹介!
キャンペーンの購買証明として利用されることの多いシリアルナンバーですが、単純に桁数の多い数字やアルファベットの文字列ではありません。
実施するキャンペーンに応じて適切な桁数や発行数があり、発行するシリアルナンバーの文字列も目的に合わせて決める必要があります。
また、キャンペーン応募時の操作性や、不正応募・誤入力によって応募できないようにするなどの配慮も大切です。
本記事ではシリアルナンバーを発行する前に予め決めておくべき内容と、ユーザービリティが上がるシリアル入力機能についてご紹介します。
この記事の目次[非表示]
- 1.シリアルナンバーとは
- 2.シリアルナンバーを発行する際に必要な情報
- 2.1.シリアル発行数
- 2.2.シリアル桁数・文字数
- 2.3.シリアル文字種
- 3.シリアルナンバー発行時の注意点
- 3.1.シリアルナンバーの文字構成
- 3.2.発行までにかかる期間
- 3.3.シリアルナンバーの追加発行
- 3.4.シリアルナンバーの印字・印刷
- 4.ユーザー入力時に考慮すべき機能
- 4.1.入力フォームの分割
- 4.2.フィルイン
- 4.3.二次元コードからシリアル判定を行う
- 5.まとめ
シリアルナンバーとは
シリアルナンバーとは数字やアルファベットで構成される、特定の規則に基づいたユニークな文字列のことです。
マストバイキャンペーンにおいては、対象商品にシリアルナンバーの記載されたシールを添付することで、応募のための購買証明として使用されることが多くあります。
シリアルナンバーを構成する文字列を工夫することで、ユーザーの誤入力や不正応募を抑制することができます。
シリアルナンバーを発行する際に必要な情報
シリアルナンバー作成時に必要となるパラメータについて解説します。
こちらで紹介する内容はシリアルナンバーの発行を代行業者に依頼する場合、事前に決めておく必要があります。
シリアル発行数
作成するシリアルナンバーの総数を決めます。
実施するキャンペーンの期間中に出荷される商品数や想定される応募数に応じて、発行数を算出します。
シリアル発行を依頼する場合、発行数に応じて費用も変動することが多いので、事前に発行数を決めておくことで概算費用を把握することができます。
シリアル桁数・文字数
桁数が多いほどセキュリティ面は良くなりますが、ユーザーの入力ミスにつながります。
推奨される桁数は応募者がランダムに入力した場合、約100万分の1の確率で該当のシリアルナンバーとなる桁数です。
発行数に応じて最適な桁数を選びましょう。
シリアル文字種
シリアルナンバーに含める文字の種類です。
決定するための考慮としては、数字のみでの発行してユーザビリティの向上を図るセキュリティを強化するために英数字を含めるなどが挙げられます。また、商品の種類によって任意の桁に特定の文字を入れることで、ランダムに発行を行うだけでなく対象商品の種類ごとに応募数を集計が可能になります。いずれにせよ、キャンペーンを行う目的に合わせてシリアルナンバーに含める文字列を決めることが大切です。
シリアルナンバー発行例)
- 数字のみ:「12345 67890」
応募時に入力しやすい
- 英数字:「1A2B3 C4D5E」
不正応募を防止する
- 頭文字を特定の文字にする:「A0000 00000」 「B0000 00000」
商品や店舗ごとに特定の文字を分けることで、応募内容からどの商品、店舗からのキャンペーンへの参加が多いか確認できる
シリアルナンバー発行時の注意点
シリアルの発行には上記で解説したパラメータに加えて、作成のポイントとなる注意点があります。
ここではシリアル作成時に気を付けるべき点について解説します。
シリアルナンバーの文字構成
シリアルナンバーの文字構成は単純にランダムで発行すれば良いというわけではありません。発行方法によって不正応募や入力ミスを防止することができます。
重複チェック
シリアルナンバーを新しく発行する際にはユニークなものにするため、必ず発行済みのシリアルナンバーと重複がないかを確認する必要があります。
チェックディジット
チェックディジットとはデータの妥当性をチェックするために使用される桁になります。
シリアル生成時にチェックディジットを使用することで、必ず2桁以上が異なる値になるシリアルナンバーを発行することができ、入力ミスによる不正応募の対策になります。
類似文字の使用
キャンペーン応募の際、シリアルナンバーに「1」と「l」や「0」と「o」などの似た文字が含まれていると、ユーザーの入力ミスに繋がる恐れがあります。
シリアルナンバーに文字列を入れる場合には、そういった類似文字を避けて発行することをおすすめします。
打ち間違いが起こりやすい文字例)
「1」と「l」 「0」と「o」 「5」と「S」 「8」と「B」など
発行までにかかる期間
シリアル発行を依頼する場合、一般的にシリアルナンバー発行の依頼から納品までに掛かる期間は約1週間となります。
キャンペーンの開催日時や、発行したシリアルの印字に掛かる期間を考慮してスケジュールを設定しましょう。
シリアルナンバーの追加発行
発行したシリアルナンバーは、シールやカードなどに印字する際におよそ20~30パーセントのがロス(※)が発生すると言われています。
1度シリアルナンバーを発行してもらった後に、追加のシリアルが必要になった場合、再度依頼を行うと余分な費用が発生してしまう可能性があります。
シリアルを発行する際には、不足分も考慮した上で予備のシリアルナンバーを発行しておくことが大切です。
※使用不可な状態になってしまうこと。
シリアルナンバーの印字・印刷
発行したシリアルナンバーの印刷をする際には、印刷会社指定のフォーマットで納品することになります。
フォーマット例)
- ファイル形式 csvファイル
- ファイルサイズ 100MB以内
- 1ファイルごとに登録できるシリアル数 10,000件まで など
また印刷時に二次元コードを使用する場合は、URL付きのシリアルナンバーを納品する必要があります。
データの入稿方法によって発行したシリアルナンバーの保存方法も変わってくるため、事前に確認しておくことが大切です。
ユーザー入力時に考慮すべき機能
シリアルナンバーを作成する際には、ユーザーがどのようにキャンペーンページで入力を行うか考える必要があります。
シリアルの入力方法によっても適切なシリアルナンバーは変わってきます。
入力フォームの分割
シリアルナンバーを手動で入力する場合、シリアル桁数が多いと誤入力につながります。
入力フォームを複数に分けることで、応募するユーザーが記載されたシリアルナンバーの確認を入力欄ごとに行えますので入力ミスを減らすことができます。
フィルイン
ユニークの二次元コードを読み取り、キャンペーンページへアクセスした際に入力フォームに自動でシリアルナンバーを入力する機能です。
ユーザーがシリアルを入力する手間を省くことができ、入力ミスも無くなるためキャンペーンへ参加しやすくなります。
二次元コードからシリアル判定を行う
「フィルイン」と同様にユニークの二次元コードを読み取り、正しいシリアルを読み取れた際に応募ページへ進むなど、直接キャンペーンへ参加することができる機能です。
ユーザーはシリアルナンバーを確認するステップを飛ばしてキャンペーンに応募することができます。
今回紹介した機能以外にも、シリアルキャンペーンに必要な機能についてこちらの記事で紹介しています。ぜひご活用ください。
まとめ
本記事ではシリアル発行について以下のことを解説しました。
- シリアルナンバーとは
- シリアルナンバーを発行する際に必要な情報
- シリアルナンバー発行時の注意点
- ユーザー入力時に考慮すべき機能
シリアルナンバーを発行するにあたり、考慮すべきポイントや注意点についてお分かりいただけたかと思います。
利用するキャンペーンシステムによってフィルインや二次元コードの判定などが利用できないことがあるため、シリアルナンバーの発行は使用するシステム会社に依頼することをお勧め致します。
『Dline』では、シリアルキャンペーンをWebで実施するためのキャンペーンシステムを提供し、デジタルプロモーションを成功に導く施策を実施できます。
システムだけでなく、シリアルの発行やキャンペーン事務局の代行も可能です。ぜひお気軽に資料請求、お問い合わせなどご相談下さい。