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マイレージキャンペーンとは?|知っておきたい用語と活用ポイント

マイレージキャンペーンは、お客様から継続購入を促し、エンゲージメント向上顧客ロイヤルティを高める効果が見込めます。

ターゲットや目的に応じて短期から長期まで幅広くキャンペーンの施策があります。
また、長期の場合では、マイページキャンペーンやポイントプログラム、キャッシュバックなどでも活用されているため、参加したことがあるかもしれません。
本記事ではマイレージキャンペーンを検討するにあたり知っておきたい用語、活用方法について紹介します。
マイレージキャンペーンの運用によく出てくる用語として「ロイヤルティ・マーケティング」「エンゲージメント」「リテンション」「ライフタイムバリュー(LTV)」などが挙げられますが、実際にどのような時にどう活用するかをわかりやすく解説していきます。

マイレージキャンペーンについて知っておくべきキーワード

マイレージキャンペーンを実施する際は下記のキーワードを意識して適切な目標設定、目標にあった企画をする必要があります。

ロイヤルティ・マーケティング

ロイヤルティ・マーケティングは、自社商品に愛着を抱き、かつ、利益貢献してくれるロイヤルカスタマーを育成し維持するための活動です。単純な値引き以外にも継続購入による優待価格の設定や会員サイトへのログインポイントの付与で自社サイトのファン化の促進など、様々な方法を駆使しながら、顧客との関係を深めていく必要があります。

エンゲージメント

エンゲージメントは、企業自体や商品やブランドなどに対する消費者の深い関係性のことを指します。対象の消費者が各種のメディアを通して触れるコンテンツや広告メッセージにより、特定の企業(コンテンツ・商品・ブランド)に対して、消費者の積極的な関与や行動が伴うなど、強い絆で結びついている状態の事をいいます。

リテンション

リテンションは、既存顧客との関係を維持していくためのマーケティング活動のことを指します。一度顧客が離れてしまうと、新規の顧客を開拓することは非常に時間とコストがかかるため、いかに既存顧客を維持し、離反させないかが重要となります。

ライフタイムバリュー(LTV)

ライフタイムバリュー(LTV)は特定の企業や商品の購買を始めてから終わりまでの期間(顧客ライフサイクル)内にどれだけの利益をもたらすのかを算出したものを指します。LTVを明らかにすることで、自社サービスの利益体質の把握や優良顧客の傾向分析、顧客獲得コストと維持コストの目標数値算出などのメリットが得られます。

マイレージキャンペーンのポイント獲得手段

マイレージキャンペーンを実施するにあたって、どのようなポイント獲得方法を利用するか決める必要があります。マイレージ方式で活用できるポイント獲得方法を3つ紹介します。

①シリアルナンバー

クローズドキャンペーンの定番である“シリアルナンバー”は、飲料や食品などのキャンペーンで展開されることが多いです。
※シリアルナンバーはシリアルID、シリアルコード、シリアル等と呼ばれることもありますが、本記事ではシリアルナンバーと呼びます。
応募者は商品に添付されたシリアルナンバーを購買証明にして、ポイントを獲得することができます。
対象商品に付属するだけで実施できるためオンライン購入もキャンペーン対象にでき、対応できる範囲が幅広いことも特徴です。
また、シリアルナンバーはアルファベットや数字を組み合わせたユニークなものになるため、購買証明の確実性が高くなります。
さらに、フィルインの機能を搭載しているキャンペーンシステムであればユーザーのシリアル入力の手間が省けます。

▼シリアルナンバーを利用したマイレージキャンペーンのポイント付与の流れ

  1. 対象商品を購入
  2. マイページへアクセス
  3. シリアルナンバーを入力(フィルイン機能があれば不要)
  4. その場でポイント付与される
  5. ポイントをためて応募

②レシート

対象商品を購入したレシートをスマホで撮影し、応募サイトやLINEなどにアップロードすることで参加できます。
OCR(光学式文字認識)機能があるツールを使えば、レシート画像を即座に解析・条件判定して即ポイント付与を行えます。
シールが貼れないような対象商品の場合や応募の条件をお買い上げの合計金額とする場合にも適応できます。
また、シール印刷などの事前準備が必要なく、印刷コストも不要となります。
お買い上げ時に発行されるレシートで応募するため、流通の事情によりキャンペーン開始時に応募シールが付いた対象商品が店頭に並ばないというリスクも避けられます。

▼レシートを利用したマイレージキャンペーンのポイント付与の流れ

  1. 対象商品を購入
  2. マイページへアクセス
  3. レシートを撮影してアップロード
  4. 目検してポイント付与される(OCR解析を導入していれば即時反映)
  5. ポイントをためて応募

③バーコード

商品に印字されているバーコードを読み込むだけでポイント付与ができます。
商品自体に印字されているため、自動販売機やオンラインショップでの購入など、さまざまな場面で実施できます。

▼バーコードを利用したマイレージキャンペーンの流れ

  1. 対象商品を購入
  2. マイページへアクセス
  3. バーコードをスマホで読み込む
  4. その場でポイント付与される
  5. ポイントをためて応募

抽選方法のパターン

マイレージキャンペーンの特徴として1ポイントコース、5ポイントコース、10ポイントコースなど必要ポイントの異なるコースを複数設定でき、ユーザーが獲得したポイントによりコースを選択できることが挙げられます。そこでポイント獲得したユーザーに対してどのように抽選を行うかを決める必要があります。
ここでは、マイレージキャンペーンで活用できる抽選のパターンを2つ紹介します。

①インスタントウィン(その場であたりがわかる)

希望コースに必要なポイントが貯まって応募した時点で即時抽選に参加できるシステムです。その場で当落の結果がわかるためゲーム感覚で楽しみながら参加することができます。
当選賞品をデジタルギフトにすれば個人情報取得なしに賞品を贈呈することができます。キャンペーンが終了してからの抽選や賞品発送の作業がなくなるのもメリットです。

▼マイレージキャンペーンでインスタントウィンを活用した事例

【事例】シリアル応募キャンペーン

②後日抽選(キャンペーン期間終了後に当落の結果がわかる)

希望コースに必要なポイントが貯まった時点で応募ができ、ユーザーにはキャンペーン終了後に抽選結果が届くパターンです。はがきを用いたアナログキャンペーンと併用を行う際の抽選方法として一般的です。

▼マイレージキャンペーンで後日抽選を活用した事例

【事例】冷凍餃子のレシートキャンペーン

まとめ

この記事では以下について解説しました。

  • マイレージキャンペーンについて知っておきたいキーワード
  • マイレージキャンペーンのポイント獲得手段
  • 抽選方法のパターン

マイレージキャンペーンを実施することで購買行動をルーティン化してもらい、関係性を維持することで顧客ロイヤルティを高めることができます。
また、ポイント獲得手段と抽選パターンの組み合わせが複数存在するためキャンペーンの目的やターゲット層などに合わせて選ぶことがポイントです。
『Dline』では、実施頻度や予算など、利用ニーズに合わせたキャンペーンシステムを豊富に揃えており、細かいカスタマイズが可能です。
キャンペーンの実施をご検討されている企業さまは、お気軽にご相談ください。

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