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Web3.0が切り開く 新時代の販促プロモーション

Web3.0は新しいインターネットのパラダイムであり、この変革は販促プロモーションの世界にも大きな影響を及ぼしています。個人のデータ主権、トークンエコノミー(仮想通貨などのデジタル貨幣による経済圏)の活用など、新しい取り組みが求められる時代になりました。また、デジタル化の流れの中でその空間自体もバーチャル化するメタバースでのプロモーションも意識していく必要があります。

この記事ではWeb3.0の概念と、それが販促プロモーションに与える影響、そしてメタバースとの関連性について詳しく解説します。


この記事の目次[非表示]

  1. 1.Web3.0とは
    1. 1.1.Web2.0とWeb3.0の違い
  2. 2.Web3.0が販促プロモーションに及ぼす影響
    1. 2.1.標的広告の変革
    2. 2.2.トークン経済と報酬システムの活用
    3. 2.3.NFTを利用したマーケティング戦略
  3. 3.メタバースとは
    1. 3.1.メタバースの起源と発展
    2. 3.2.メタバース内のエコノミー
  4. 4.メタバースが販促プロモーションに及ぼす影響
    1. 4.1.ブランドの仮想空間における存在
    2. 4.2.製品のデジタルバージョンの提供
    3. 4.3.イベントやキャンペーンの仮想展開
  5. 5.まとめ


Web3.0とは

Web3.0は、現在のインターネット(通称Web2.0)からの進化版として位置づけられる新しいウェブの形です。Web2.0がユーザー参加型のコンテンツ生成を中心とした時代であるのに対し、Web3.0はデータの分散性、個人のデータ主権、そしてブロックチェーン技術を核とした新しいデジタルエコノミーが特徴です。


Web2.0とWeb3.0の違い

Web2.0はソーシャルメディアやブログ、Wikiなど、ユーザーが自らコンテンツを生成する文化が特徴です。しかし、ユーザーの使用するサービスの多くはGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)を中心としたオンラインサービス運営企業に依存しています。その結果、インターネット上の膨大なデータや利益がオンラインサービス運営企業に集中して管理されることになりました。Web2.0が中央集権的なシステムと呼ばれるのはこのことに由来します。

一方、Web3.0ではデータの所有権がユーザー自身に帰属することになります。情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種であるブロックチェーン技術を用いた取引が可能となり、従来の中央集権的なシステムからの脱却が可能になりました。

Web3.0の考え方は、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産と共に成熟してきました。分散型技術とスマートコントラクト(一定のルールによって自動的に実行されるプログラム)が組み合わさり、新しいインターネットの形が生まれています。


Web3.0が販促プロモーションに及ぼす影響

Web3.0の登場は、販促プロモーションにも新しい風をもたらすことが予想されます。従来の広告モデルやアフィリエイトなどの手法は引き続き存在するものの、新たに手法を利用したキャンペーンも実施されています。


標的広告の変革

Web3.0では、ユーザー自身が自分のデータをコントロールすることが強調されます。これにより、企業はユーザーの許可を得てデータを使用する必要があるため、新しいマーケティングアプローチやパーソナライゼーションの方法が求められています。


トークン経済と報酬システムの活用

Web3.0のエコシステム(互いに独立したサービスなどが相互に依存しあって構成される一つの環境) の中心にはトークンエコノミーがあります。これにより、ユーザーが特定のアクションや参加を行うことでトークンを受け取るという新しい形のプロモーションが生まれました。

例として、特定のサービスへの登録、コンテンツのシェア、あるいは新しいプラットフォームでの活動によって、ユーザーがトークンを獲得するケースが増えています。このトークンはそのまま資産として保有することができるほか、様々なサービスや商品と交換することも可能となっています。 これを活用した新しい形の報酬システムやプロモーションが展開される可能性があります。


NFTを利用したマーケティング戦略

NFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)は、デジタルアートなどの形で人々の間で人気を博しています。これをマーケティングの一環として活用することで、ブランド価値の向上や新しい顧客獲得の機会が広がるでしょう。

実際、既にキャンペーンの賞品としてNFTトレーディングカードが使用されたり、イベント参加者に抽選券機能のついてNFTを配布する企画などが行われています。


メタバースとは

メタバースは「仮想空間」や「デジタルユニバース」とも呼ばれる、インターネット上の3次元世界のことを指します。これは、ゲーム、ソーシャルメディア、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)などの技術を組み合わせたものであり、現実世界とは異なる独自の経験を提供します。

メタバースはWeb3.0の技術と連携することで、その空間内で娯楽に興じたり、創作や仕事・様々な取引などが可能になります。


メタバースの起源と発展

メタバースの概念は、映画やSF小説からインスパイアされたものです。もちろん当初はあくまでも空想上のものでしたが、近年の技術の進化、特にVRやARの普及により、この概念が現実のものとなりました。


メタバース内のエコノミー

メタバース内では、現実の物質的な制約を受けないデジタルの世界であるため、現実世界での物理的な商品やサービスとは大きく異なる種類の取引が行われています。

メタバース内では取引可能な新しい種類の価値を持つアイテムやサービスが生まれています。例えば、仮想土地はメタバース内での活動のための基盤として人々に購入され、商業的な活動やエンターテインメントの場として利用されています。

デジタルアートは、伝統的な美術とは異なる表現手法や技術を活用し、一種の新しい文化として受け入れられています。アバターは、ユーザーの仮想的な代表として、その個性や趣味を反映するデザインが施されています。

これらのアイテムやサービスは、メタバースが提供する新しい経済圏の中でのみ有効であり、その価値や需要は日々変動しています。


メタバースが販促プロモーションに及ぼす影響

メタバースの出現と成長は、ブランドやマーケティングのアプローチにも新しい展開をもたらしています。


ブランドの仮想空間における存在

メタバース内でのブランドの存在感を増やすために、仮想の店舗やイベントスペースを設立している企業もあります。これにより、顧客との新しい形の関わりやエンゲージメントが期待されます。


製品のデジタルバージョンの提供

実際の商品のデジタルレプリカや、完全にデジタルオリジナルの商品がメタバース内で販売されるようになっています。これにより、ブランドは新しい収益源を確保できる可能性があります。


イベントやキャンペーンの仮想展開

メタバースは、実際のイベントやキャンペーンの仮想的な開催場所としても利用されています。新製品の発表やブランドイベントを仮想空間で行うことで、より多くの参加者を惹きつけることが可能となります。


まとめ

Web3.0とメタバースは、販促プロモーションの未来を大きく塗り替える可能性を秘めています。データの主権がユーザーにあり、新しいビジネスモデルやプロモーション手法が求められるなか、企業やブランドは常に進化し続けるデジタルの世界に適応し、新しい価値を提供し続ける必要があるのです。

なお、「企画のアイデアや立案段階からサポートしてほしい」「初めてキャンペーンを開催する」という方は、ぜひデジタルラインまでご相談ください。 


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