
【マーケティング戦略】インスタントウィンのやり方を5ステップで解説
マーケティングにおいて必要な戦略は、新規顧客の獲得やリテンション(※)など多岐にわたります。また、マーケティング戦略には中長期で取り組む施策と、短期的な施策があります。
たとえば、キャンペーンは即時性を求める際に使われる施策の一つです。特に、SNSの普及が拡大する現在では、SNSで実施するキャンペーンは軽視できません。
SNSで実施するキャンペーンのなかでも、“インスタントウィン”の利用は注目を集めています。インスタントウィンとは、くじ引き懸賞の一種で、キャンペーンの当落結果がすぐに分かるシステムです。
マーケティング手法がデジタル化する以前から行われていましたが、SNSとの相性が良いシステムとして、多くの企業が取り入れています。
この記事では、インスタントウィンの実施方法を5つのステップで解説します。
※リテンションとは、既存顧客に向けた囲い込みやファン化のこと。
この記事の目次[非表示]
- 1.インスタントウィンを実施する5つのステップ
- 1.1.①目標の設定
- 1.2.②ターゲットの選定
- 1.3.③景品・配布方法の選定
- 1.4.④導入するシステムの選定
- 1.5.⑤クリエイティブの作成
- 2.まとめ
インスタントウィンを実施する5つのステップ
インスタントウィンを実施する方法は、大きく5つのステップに分けられます。ここでは、5つのステップを詳しく解説します。
①目標の設定
マーケティング戦略を実行する際は、目標を設定することが重要です。たとえば、景品を配布するキャンペーンの場合、フォロワーの獲得や投稿の拡散など、明確な目標を設置しなければ、単に景品を配布するだけで終わってしまう可能性があります。チームを編成する場合は、明確な目標を設定することで、複数人の目線を合わせて目標到達までの過程を検討できます。
インスタントウィンの目標設定の具体例は、以下のとおりです。
▼インスタントウィンの目標設定の具体例
- フォロワー・友達登録を〇件増加する
- 新規顧客を〇件獲得する
- 既存顧客のリピート率を〇%に引き上げる
②ターゲットの選定
インスタントウィンのターゲットにする層を選定します。
ここで選定するターゲットは、後述する景品の選び方や導入するシステムの選定など、企画全体に関わる重要な部分です。
ターゲット層の例は以下のとおりです。
▼ターゲット層の例
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 居住地
- 趣味・興味
▼ターゲット例
- 10~20代
- 女性
- 独身
- 関東エリア
- スキンケアに興味がある
性別、年齢、子どもの有無などで関心事は異なり、直接的に企画内容にも影響を与えます。ターゲットは綿密に練りこむことが重要です。
③景品・配布方法の選定
ターゲット選定後は、当選者へ渡す景品・配布方法を選定します。
インスタントウィンでは、高価な景品よりも、安価で大量に当選できる景品が選ばれることが一般的です。具体的な景品例として、以下が挙げられます。
▼インスタントウィンの景品例
- クーポン
- コンビニの店頭で引き換えできる商品
- 自社商品のサンプリング
当選したターゲットへ商品を配送する場合、個人情報の収集・管理などが発生するため、デジタルギフトを活用するのも一つの方法です。
④導入するシステムの選定
次に、導入するシステムを選定します。
その場で当落結果が分かるインスタントウィンでは、実施の際に抽選を自動化できる専用のシステムを利用するのが一般的です。
専用のシステムを導入する際は、企画を実施できるシステムを選定する必要があります。選定する条件の例は以下となります。
▼システムの選定条件の例
- 抽選画面をオリジナルで制作できるか
- デジタルギフトサービスとのAPI(Application Programming Interface:アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携は可能か
- 当選数や当選確率の調整が簡単に行えるか
- 不正応募を防ぐための機能が付いているか
⑤クリエイティブの作成
最後に、SNSで実施するキャンペーンの告知をするためのクリエイティブを作成します。
テキスト・画像・動画を駆使しながら、どのような訴求方法ならターゲットを集められるかを考案して、内容を作りこみます。
クリエイティブを作成する際のチェック項目例は、以下のとおりです。
▼クリエイティブを作成する際のチェック項目例
- ひと目でキャンペーン内容を理解できるか
- ターゲットの心に刺さる印象的な内容か
- ターゲットが共感してくれるか
まとめ
この記事では、インスタントウィンのやり方について以下の項目を解説しました。
- ①目標の設定
- ②ターゲットの選定
- ③景品・配布方法の選定
- ④導入するシステムの選定
- ⑤クリエイティブの作成
インスタントウィンを実施する際は、目標やターゲット、景品などの選定を行う必要があります。導入するシステムやSNSで実施するキャンペーンの告知のためのクリエイティブの作成も欠かせません。
なかでも、その場で当落結果の分かるインスタントウィンではシステムの選定が重要となります。企画はもちろん、滞りなく運営するためのシステム選びが大切です。
『Dline』のインスタントウィンキャンペーンは、シリアル、マイレージ、レシート、オープンの4つの応募形式に対応しています。
LINEやTwitterだけではなく、レシートキャンペーンなど幅広いシーンで活用できるため、目的に応じたさまざまなキャンペーンを立ち上げることが可能です。
また、ニーズに合わせたサービスを提供しているため、インスタントウィンの実施を考えている担当者の方は、お気軽にご相談ください。
なお、レシートを使ったキャンペーンについてはこちらで詳しく解説しています。併せてご確認ください。