2月は短く、イベントも限られているため「売上が落ち込みやすい月」として多くの企業が頭を悩ませる時期です。しかし、そんな2月こそ“即効性のあるキャンペーン”を仕掛けるチャンスでもあります。バレンタイン、節分、受験シーズンなど、時期に応じた切り口で効果的な施策を展開すれば、売上の底上げが可能です。
本記事では、広告代理店や販促担当者の皆様に向けて、2月に実践できる売上向上の即効キャンペーン術をご紹介します。
2月は28日しかなく、年始の購買ピークが落ち着き、春の大型イベントもまだ先という「端境期(はざかいき)」です。気温や天候の影響もあり、来店数・アクセス数共に減少する傾向があります。ここで重要なのが、“目的に応じたキャンペーン設計”です。
即効性を求めるキャンペーンに必要な3要素は次の通りです。
「#バレンタインチョコを贈ろう」など、SNSハッシュタグキャンペーンは拡散力と参加率の高さが特徴です。投稿キャンペーンや、LINE応募型キャンペーンも短期間で反応が得られます。
特にインスタグラムやX(旧Twitter)での「リポストで応募」「フォロー&いいね」などの簡易応募型が人気です。
来店促進に有効なのが、期間限定のデジタル福引や抽選キャンペーンです。オンラインでも簡単に実装可能で、再訪率や来店予約率の向上に寄与します。特に「その場で当たる」演出は顧客心理に強く働きかけます。
25〜26日の48時間限定“全品10%OFF+毎時タイムセール”
LINE先行“1時間早く買える”クーポン配布
在庫カウントダウン&「残り◯点」バナーで刈り取り
「当日受取/当日発送」専用カテゴリ新設
3価格帯ギフトセット+無料ラッピング/メッセージカード
レジ前“困ったらこれ”常設棚&店頭スタッフの即決トークスクリプト
気温8℃以下で自動10%OFFクーポン配信
X固定投稿「#寒いほど割」+地域天気連動広告
対象商品を“冷え対策”タグで横断表示(防寒・入浴剤・ホットドリンク)
2/1〜2/3会計ごとにデジタルスクラッチ(1等その場1,000円OFF)
ハズレなし“次回5%OFF”で再来誘導
店内“恵方推し商品”端末POP+会計前にQRで即参加
金土日限定“2月の暮らし応援BOX”(関連3点で20%お得)
ECは“ワンクリック同梱”UI&在庫連動レコメンド
店頭はBOX専用エンド陳列+レジでアップセル台本
最終購買90日超へ「72時間限定15%OFF+送料無料」配信
カゴ落ちへ24h/48hの2段リマインド+在庫希少表示
初回復帰後の“次回10%OFF”で再離反防止の二段階設計
商品写真投稿で毎週ギフト抽選
マイクロインフルエンサー5名起用&リール用テンプレ配布
受賞作をEC/店頭POPで二次活用し回遊導線を増やす
人は「締切が近い」と感じると、行動を起こしやすくなります。2月は“短い月”であることを逆手にとって、「あと○日で終了!」というタイムセール的な打ち出しが効果的です。週末や祝日(建国記念日)を狙った集中型プロモーションもおすすめです。
施策を始める前に、目的別にKPIを設定しましょう。
オファー内容は「対象商品20%OFF」「レビュー投稿でギフト」など、すぐにメリットが伝わるものが好まれます。
キャンペーンの企画〜集計までを内製化するにはリソースと経験が必要です。少人数体制や初めての施策であれば、ツール導入を検討しましょう。CMS的なキャンペーンツールを使えば、スピーディに立ち上げが可能です。
2月は売上を維持するのが難しい月ですが、だからこそ即効性のあるキャンペーン施策で一歩差をつける絶好のタイミングです。季節感を活かしたプロモーションや、顧客心理を捉えたタイミング設計がカギを握ります。忙しい現場でも実行しやすい支援ツールを活用すれば、準備期間を短縮しつつ成果を出すことが可能です。ぜひ、今回ご紹介したアイデアやツールを参考に、2月の売上をしっかり確保するキャンペーン設計に取り組んでみてください。
なお、「キャンペーンプラットフォームを導入したい」「インスタントウィンキャンペーンの実施を検討している」という方は、ぜひデジタルラインまでご相談ください。