企業やブランドがSNSマーケティングに取り組む中で、手軽でかつ拡散力が高い施策のひとつが「リポストキャンペーン(旧リツイートキャンペーン)」です。X(旧Twitter)やInstagramなど、UGCを活用した拡散型キャンペーンは、認知拡大やブランドロイヤリティ向上に直結します。
しかし、ただ「リポストしてね」と促すだけでは、期待する効果は得られません。この記事では、SNS担当者が成果を上げるためのリポストキャンペーンの設計方法と成功事例を、より詳しく、より実践的に解説します。
リポストキャンペーン(旧リツイートキャンペーン)とは、企業が公式アカウントで発信した投稿を、ユーザーが自分のタイムラインで「リポスト(拡散)」することでキャンペーンに参加できる施策です。これにより、フォロワーのネットワークを介して投稿が波及し、新規ユーザーへの認知拡大を図れます。
主なメリット
X(旧Twitter)のキャンペーンでは、「フォロー&リポスト」の形式がスタンダードとなっており、応募条件としても最も広く採用されています。
リポストされるには、投稿そのものに“リポストしたくなる魅力”が必要です。
成功投稿の要素
また、リポストされたときに他人のタイムラインでも目を引くよう、「画像内にキャンペーンタイトル」や「ブランドロゴ」を入れることも拡散促進に寄与します。
リポストキャンペーンの最も重要な要素の一つが「何が当たるか」「どれくらい当たるか」という“参加メリット”です。
人気のインセンティブ例
さらに、「抽選で10名に当たる」よりも「その場で当たる」形式のインスタントウィンは、参加の即時性と満足感が高く、SNSでの話題化にも繋がりやすくなります。
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1回投稿して終わりでは、リポスト数は伸び悩みます。キャンペーン期間中は継続的に情報を再発信することが重要です。
実施すべきアクション
また、投稿のURLをLPやブランドサイト、メルマガ、LINEでも共有し、SNS外からの参加導線を確保することも効果的です。
ここではリポストキャンペーンの成功事例を紹介します。
飲料メーカーがフォロー&リポストで応募できるキャンペーンを展開しました。
毎日1回挑戦できるインスタントウィン形式とし、デジタルギフトがその場で当たる施策で、投稿には「参加方法を3ステップで画像化」「当選者の声を引用リポスト」などを盛り込み、最終的に10日間で50万件以上のリポストを記録しました。
ある食品メーカーでは、新商品の発売に合わせて「フォロー&リポストで○○が当たる」キャンペーンを実施しました。プレゼントは新商品の詰め合わせセットで、投稿には商品の魅力を伝える画像と、参加方法を明記したコピーを掲載しました。
結果として、1週間で1万件以上のリポストが集まり、ブランド認知度が大幅に向上しました。キャンペーン終了後もフォロワーの離脱が少なく、継続的なファン獲得につながりました。
フォロー&リポストキャンペーンを成功させるために、実施前に下記のポイントをチェックしましょう。
SNSにおける拡散は、単なる“運”ではなく、仕掛け次第で大きく成果を左右します。リポストキャンペーンはその中でも最もシンプルで拡散力の高い施策です。しっかりと“拡散される前提”で設計し、ユーザーが参加したくなる仕掛け・導線・投稿・インセンティブを組み立てることで、キャンペーンのリーチは桁違いに広がります。ぜひ、次回の施策でこの戦略を活かし、あなたのSNSアカウントの存在感を高めてください。
なお「SNSを活用したキャンペーンを実施したい」という方は、ぜひデジタルラインまでご相談ください。