SNSの中でも、X(旧Twitter)は「拡散力」において群を抜いています。1つの投稿がリポストされるだけで何倍にも広がり、短期間で数万人単位にリーチできる可能性があります。そこに「プレゼント企画」を組み合わせることで、認知拡大・フォロワー増加・購買促進などの効果を同時に狙えるのが大きな魅力です。
しかし、ただ「フォロー&リポストで応募」とするだけでは、効果が一時的にとどまってしまいがちです。本記事では、企業のSNS担当者が成果を最大化するために知っておくべき設計の手順・投稿の工夫・インセンティブ設計・注意点・事例・改善策を体系的にご紹介します。
どのゴールを優先するかによって、応募条件や賞品内容が変わります。
自社の製品を使ってほしい人は誰かを定義しします。若年層なのか、主婦層なのか、それともビジネス層なのかなどを明確にすることで投稿文の言葉選びやハッシュタグ設計が変わります。
「応募数が多ければ成功」というのは早計です。リポスト数、新規フォロワー数、ECサイトへの流入率などをKPIに設定し、効果を数値で測ることが重要です。
固有のキャンペーンハッシュタグを設定し、応募をトラッキングします。また、業界で人気の関連ハッシュタグを組み合わせ、自然な拡散を狙うことも大切です。
「#わたしの朝の習慣」など、ユーザーが自分の体験を語れるテーマを設計すると、単なるリポスト以上の広がりが生まれます。
最も多いのは「フォロー&リポスト」形式です。参加ハードルが低く、拡散力が高いという特徴があります。
追加するできる条件例と特徴は下記のとおりです。
\フォロー&リポストで簡単応募/
抽選で500名様に新発売の〇〇をプレゼント🎁
応募方法は
① @公式アカウントをフォロー
② この投稿をリポスト
締切:〇月〇日 23:59まで
#〇〇キャンペーン
【#私の〇〇な瞬間 キャンペーン】
あなたの〇〇体験をポストしよう!
抽選で100名様にAmazonギフト1,000円分🎁
① この投稿をリポスト
② #私の〇〇な瞬間 をつけて投稿
【法人向けキャンペーン】
抽選で50社に業務効率化ツール〇〇のトライアルコードを進呈!
① この投稿をリポスト
② フォームに会社情報を入力
A社×B社コラボキャンペーン!
フォロー&リポストで、抽選100名様に両社の人気商品をセットでプレゼント✨
#A社B社キャンペーン
インスタントウィン形式を導入し、その場でドリンク無料クーポンを配布。応募数が想定の3倍に達し、店舗来店数も増加。
新商品発売前に「先行サンプルプレゼント」を実施。UGC投稿が増加し、Google検索でのブランド名検索数が1.5倍に。
ハッシュタグキャンペーンを展開し、UGCが数十万件に。フォロワーが20万人増加し、SNSトレンド入りを果たした。
X(旧Twitter)のプレゼント企画は、拡散性・低い参加ハードル・購買導線の設計という強みを持ち、ブランド認知から売上まで多方面に効果をもたらす施策です。
成功の秘訣は「目的を明確にする」「応募条件をシンプルに」「インセンティブを等身大に」「運用体制を整備」「効果を数値で検証」の5点に集約されます。単発の盛り上がりに終わらず、顧客との長期的な関係づくりに結びつけることこそ、SNS担当者に求められる企画力です。
なお「SNSを活用したキャンペーンを実施したい」という方は、ぜひデジタルラインまでご相談ください。