販促キャンペーンを、抽選後の「当選者への連絡・景品発送」という実務が発生します。当選者に景品を送る際に同封する「当選送付状(添え状)」は、単なる事務的な書類ではなく、企業と顧客の重要なコミュニケーションツールです。
丁寧な送付状は当選者に喜びと安心感を与え、ブランドへの好印象やリピート購入・次回キャンペーンへの参加意欲につながります。逆に、送付状がなかったり、内容が不十分だったりすると、「何が届いたかわからない」「本当に当選なのか不安」といった不信感を招きかねません。
本記事では、キャンペーン当選送付状の書き方を、すぐに使える例文テンプレートとともに解説します。
キャンペーン当選送付状とは、キャンペーンの抽選で当選した方に景品を発送する際、景品と一緒に同封する書面(案内状・添え状)のことです。
当選送付状が果たす4つの役割
近年は詐欺メールや不審な荷物への警戒心が高まっているため、「何のキャンペーンで当選したのか」「発送元はどの企業なのか」が明確にわかる送付状を同封することは、受取者の安心感を確保するうえでも非常に重要です。
図1:当選送付状の基本構成(記載すべき7項目)
ビジネス文書の慣例では宛名を入れるのが一般的ですが、キャンペーン景品の送付状では宛名は入れないことを推奨します。景品は箱に梱包したり封筒に入れたりして発送するため、個人の特定は外装(宛名ラベル・送り状伝票)で行うのが基本です。送付状にまで個人名を入れると、梱包作業時に「送付状のAさん」と「外装ラベルのBさん」が入れ違う誤送リスクが発生します。
送付状は全当選者に共通の内容で統一し、宛名のない状態で印刷しておけば、梱包作業が格段に効率化され、取り違えミスも防止できます。
クライアントの意向やキャンペーンの格式上、どうしても送付状に当選者の氏名を入れたい場合は、以下の対策を徹底してください。
印刷後のマッチング確認——送付状の氏名と外装ラベルの氏名・住所が一致しているか、梱包前に必ず1件ずつ突合チェックを行う
ダブルチェック体制——梱包担当者とは別の担当者が、封緘前に「送付状の名前=伝票の宛名」を最終確認する
1件ずつ完結方式で梱包——「まず送付状を全部印刷→次に景品を全部並べる→最後に梱包」ではなく、1名分の送付状+景品+外装ラベルをセットにして1件ずつ完結させる作業フローにする
誤送が発覚した場合の対応手順を事前に定める——個人情報の漏洩事故にあたるため、お詫び連絡・回収の手順を事前にマニュアル化しておく
以下のテンプレートはそのままコピペしてお使いいただけます。自社のキャンペーン内容に合わせて、○○部分を書き換えてご利用ください。
2026年○月○日
○○株式会社
○○キャンペーン事務局
TEL:03-XXXX-XXXX
MAIL:info@example.co.jp
「○○キャンペーン」当選のお知らせ
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびは「○○キャンペーン」にご応募いただき、誠にありがとうございました。
厳正なる抽選の結果、ご当選となりました。
おめでとうございます。
つきましては、当選賞品を同封にてお届けいたします。
ささやかではございますが、どうぞお受け取りください。
今後とも弊社製品をご愛顧賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
敬具
── 記 ──
同封物:○○○○(景品名) 1点
以上
【お問い合わせ先】
○○キャンペーン事務局
TEL:03-XXXX-XXXX(平日10:00〜17:00)
MAIL:info@example.co.jp
※フォーマルなビジネス文書の体裁(拝啓・敬具、記・以上)を使った標準テンプレートです。BtoCキャンペーンでは「拝啓・敬具」を省略したカジュアルな文面にしても問題ありません。
※BtoC向けのカジュアルなトーン。若年層向けキャンペーンや食品・飲料メーカーのプレゼント企画に適しています。
このたびは「○○キャンペーン」にご応募いただき、誠にありがとうございました。
厳正なる抽選の結果、○○様はAコース(○○賞)にご当選されましたのでお知らせいたします。
つきましては、当選賞品を下記のとおり同封いたします。
■ 同封物
・○○○○(商品名)…… 1点
・○○○○(付属品名)…… 1点
※景品に万が一不備がございましたら、 下記事務局まで○月○日までにご連絡ください。
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○○キャンペーン事務局
○○株式会社
TEL:03-XXXX-XXXX(平日10:00〜17:00)
MAIL:info@example.co.jp
────────────────────
※A賞・B賞などコース別のキャンペーンで使える形式。当選コース名を明記し、同封物を箇条書きで一覧にしています。
物品配送型のキャンペーンでは送付状が主な通知手段ですが、デジタルギフト送付や配送先登録が必要な場合は当選メールを先に送るケースが増えています。
当選メールの件名の作り方・例文テンプレート・繰り上げ当選運用についてはこちらで詳しく解説しています。
以下は、応募締切後の当選者対応フローです。キャンペーン開始前の告知戦略・スケジュール設計についてはこちらで詳しく解説しています。
図2:キャンペーン終了後の当選者対応フロー(目安)
当選通知・景品発送のタイミングは、キャンペーンの応募規約であらかじめ告知しておくことが大切です。「当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます」とする場合は、景品発送がそのまま当選通知を兼ねます。この場合、送付状の役割がより重要になります。
応募者はキャンペーン終了後から当選結果を心待ちにしています。告知していた時期から大幅に遅れると、「本当に抽選したのか」「忘れられているのでは」と不信感を持たれ、企業・ブランドのイメージダウンにつながります。応募締切から遅くとも3週間以内には当選通知を完了するのが望ましいでしょう。
送付状も景品も、一度発送してしまったら取り戻すことはできません。誤字・誤記・同封ミスはクレームの原因になるだけでなく、個人情報の漏洩事故にもつながりかねません。発送前に以下のチェックリストで最終確認を行いましょう。
送付状や景品の発送は、キャンペーン運営の最終工程です。それだけに、ここでミスが起きると挽回が極めて困難です。「チェックに時間をかけすぎでは?」と感じるくらいが、実はちょうどよいバランスです。特にクライアント代行の場合は、承認プロセスを飛ばして発送しないことを鉄則としてください。
商品の外箱がわかりやすい場合も、開封後に送付状が目に入るよう景品の上に置いて同封。壊れやすい景品には「お取り扱い注意」の注記も添えましょう。
金券は紛失リスクが高いため、簡易書留や書留で送付するのが一般的。送付状には「金券在中」の記載を控え、外装からは中身がわからないようにする配慮も必要です。
紙の送付状は不要。メールでギフトコードまたは受取URLを案内します。受取期限を明記し、メールが迷惑フォルダに入らないよう件名を工夫しましょう。
日時・場所・持ち物・注意事項など、当日に必要な情報をすべて送付状に記載。リマインドメールの送信も予定しておくと親切です。
キャンペーンの規模が大きくなるほど、当選者への連絡・景品発送の事務作業は膨大になります。Dlineのキャンペーンシステムなら、当選者対応の工程を一元管理し、ミスなく効率的に進めることが可能です。
応募データをもとに、システム上でランダム抽選を実施。当選者リストが自動生成され、CSVダウンロードも可能。手作業による抽選ミスを防止します。
当選者リストに対して、テンプレートに基づく当選メールを一括配信。デジタルギフトの場合は、個別のギフトコードやURLを自動で差し込み送信できます。
物品配送が必要な場合、当選者に配送先住所入力フォームを案内。入力されたデータはDlineの管理画面で一元管理でき、個人情報の安全な取り扱いを実現します。
景品の検品・梱包・発送・送付状の同封まで、キャンペーン事務局業務をワンストップで代行。担当者の負担を大幅に軽減し、ミスのないオペレーションを実現します。
Dlineのキャンペーン事務局サービスでは、抽選作業から、当選者ごとの宛名差し込み印刷、景品への同封・発送までを代行します。「当選者が数百名規模で自社対応が難しい」「送付ミスを絶対に防ぎたい」という場合は、ぜひDlineの事務局サービスをご検討ください。
大量発送の場合は印刷で問題ありません。ただし、少数の高額景品(旅行券など)の場合は、手書きのメッセージを一言添えると特別感が増し、当選者の満足度が高まります。
規約上は不要ですが、配送先確認が必要な場合や、景品の発送まで時間がかかる場合は、事前にメールで当選通知を行うほうが親切です。応募者の不安を軽減し、クレームの予防にもつながります。
必須ではありませんが、落選通知メールを送る場合は「次回キャンペーンのご案内」や「メルマガ・SNSフォローの誘導」を添えると、次回の参加率向上やファン化につなげられます。
次回キャンペーンの告知設計についてはこちらでまとめています。
公式ドメインからの送信とSPF/DKIM認証の設定が基本対策です。詳しい対処法は当選メールの書き方・注意点で解説しています。
Dlineでは、抽選・当選通知・配送先収集・景品の検品/梱包/発送・送付状の作成/同封まで、キャンペーン事務局業務をワンストップで代行します。数十名から数万名規模まで対応可能です。